エジプト〜カイロ編 4【生活 3】
カイロの大気汚染度は今や世界一だそうで、成程晴れているはずなのにうっすら煙って見えるのはひどいスモッグなのだと納得しました。
交通渋滞のひどさもさることながら、物凄いクラクションの鳴らし方で、普通の住宅街の道路ですらスピードを緩めようとせず歩行者にクラクションの金属音を絶えず浴びせるのです。
これには参ってしまい、出かけるときは耳栓を常に持ち歩くようになりました。大体歩行者用の歩道がなく、あっても崩れ壊れているか車が駐車の為乗り入れていて歩く場所がない、車道を歩くしかない時がままあるのです。
又道を渡るのは私には〈命懸け!〉
信号が極端に少なく車はスピードを緩めませんので、お判りでしょう、道を渡るタイミングを見計らうのが先ず大切で、でも最後までとうとう一人では道を渡る技術は身に付きませんでした。。。。
カイロの都(と言うしかしっくりした言葉は他に見つかりません)には超の付くほどのモダンな建物がありモダンな生活が営まれている僅かな一画、英国統治時代の名残を残す西欧風な館の並ぶ通り、イスラム王朝時代ほぼそのままの面影が残る旧市街、かなり厳しい生活を強いられている所謂貧民街が交錯しています。
貧富の激しい差はどの国にでもあったのでしょうが、現代を生きる我々にとってそれを目の前で見据える事はかつてコンゴで見聞きした経験とも相まっていつも深く考えさせられます。
何だかカイロの悪口ばかり言っているようですが、お待ちください。
〈食文化〉は素晴らしく美味しいものを食べさせて頂きましたので次回ご紹介します!
(Sakkaraの遺跡にて)
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