エジプト〜カイロ編 3【生活 2】

お祈りの時間ではない時に、我々観光客は女性でもモスクに入る事が出来ます。

スカーフを頭から被り、長袖を着てさえいれば大抵の寺院にはそのまま入れましたが、ある寺院では、監視のおじいさんがいて、貸し出している頭からすっぽり被れる長衣を指差して「アバ!アバ!」(長衣の事)と、凄い剣幕で怒鳴られてしまいました。


(モスクにて、しっかり頭を隠す私)

そのアバは安物のポリエステル生地みたいな代物で、風通しも悪く、暑いし臭いし、という訳でその寺院からは早々に退散しました。。

宗教談議をするつもりは毛頭ありませんが、やはり宗教が根強く生活に浸透しそれに支配されている様子を見るにつけ、その真逆を行く戦後の日本に生まれて良かったと思わざるを得ません。

このことについては【女性たち】の項で又触れたいと思います。


知人のヨーロッパ人男性たちも、タクシーなどに乗ると先ず開口一番に聞かれるのは「お前はアラーの子か?」(=イスラム教徒か?)なのだそうで、違うと答えると次の質問は「結婚しているのか?」だそうです。

この国では結婚適齢期の男性が独身であるということは信用が無いということらしく、それを理由にアパートの入居をあちこちで断られた独身ヨーロッパ人も少なからずいると聞いて考えこみましたね。

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