エジプト〜カイロ編 2【生活 1】
国民の90%以上がイスラム教徒ですからその定めに従って、休日は金曜と土曜日です。
金曜の午前中は、大抵の人がイスラム教の寺院モスクにお祈りに出かけます。
普通の日でも、決められた時間にささっと小さな敷物を取出しメッカの方向に向かって跪き、頭を床に擦りつけるようにして参拝します。
これを許されるのは男性のみ。
一度ロンドンの空港で白い被りものと白い長衣をまとった男性の10人程の一団が空港ロビーでいきなり敷物を敷いてその場で祈り始めたのを見たことがありますが、ちょっとはた迷惑だな、と思ったのを覚えています。
モスクには女性も入れるのですが、男性が入る中央の扉とはとは違って裏にある女性専用の入り口からしかはいれません。
靴を脱いで自分で持って歩くか、靴箱に預けます。
でも擦り切れた絨毯(かつては美しかったのでしょうが)の汚いこと!
誰も掃除をしないのかしら、すぐに靴下を履き替えなくちゃ、との思いが先に頭をよぎって、中の建築の素晴らしさを見るのは後回しになってしまったものでした。。
いや全くイスラム建築は目を見張る程の精巧さです。
アラブ人たちの数学、医学、天文学などは格段に進んだ知識は十字軍時代を経てキリスト教社会に伝えられたのですから何をかいわんや、ですね。
(Sakkaraの遺跡にて)
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